Thunderbird: サーバーがリセットされました
受信ボタンをクリックすると、"サーバーがリセットされました" と表示され受信ができなくなりました。(送信はできる)
気づいたのは、Centos が自動更新された、6月15日以降 です。
ちなみに Update された Centos Ver は、8.2 (2004)、
メールサーバーは、postfix+Dovecot+Let'sEncrypt
受信サーバー: pop3 port 995 SSL/TLS
送信サーバー: smtp port 465 SSL/TLS
で構築しており正常に動いていました。
ログで確認すると以下のメッセージ
dovecot[6388]: pop3-login: Error: Failed to initialize SSL server context: Can't load DH parameters: error:1408518A:SSL routines:ssl3_ctx_ctrl:dh key too small: user=<>, rip=xxx.xxx.xxx.xxx, lip=xxx.xxx.xxx.xxx, session=
原因は Dovect にあったようです。dovecotのセキュリティ対策が厳しくなっており、DHパラメーターファイルを作成し以下のフォルダーに設定せよ!ということのようです。(ここのサイトを参考にしました)
対処法
1:/etc/dovecot/dh.pemファイルを作成します
# openssl dhparam 4096 > /etc/dovecot/dh.pem
(dh.pemを作るのに結構時間かかります。)
2:次に、/etc/dovecot/conf.d/10-ssl.conf を編集します
ssl_dh = </etc/dovecot/dh.pem
ssl_min_protocol = TLSv1.2
* 全体的には以下のようになります。
# DH parameters length to use.
#ssl_dh_parameters_length = 1024
ssl_dh = </etc/dovecot/dh.pem
# SSL protocols to use
#ssl_protocols = !SSLv3
#ssl_protocols = !SSLv2 !SSLv3
ssl_min_protocol = TLSv1.2
3:保存してdovecotを再起動したら通常通りメールの受信が出来るようになりました。